2010年1月1日金曜日

纏うは布切れのみ

tool Hooker With A Penis

これは、
ヘヴィーロックでもないし、
プログレでもない
気がする。

今なら、
聞けると思い、
聞いてみた。

久しぶりに、
完成しているものを
聞いた気がする。

とても多彩で、
隙間無い感じなのに、
無駄や媚が無い。

これは、
楽曲である。

売れたから、
名盤と言われるから、

古くさっ!
と言いたかったかが、

湧き出てしまった、
エネルギーを感じずにはいられない。

ヘヴィーな、
プログレッシブな曲を
やりたかった訳ではない。

エネルギーを
表現しただけの
シンプルなオーラを
まとった曲。

これは、ずっと聴きそう。

2009年12月20日日曜日

M−1はもういいや。

The xx VCR

各雑誌が、今年のベストアルバムを挙げている。
このThe xx も、
新人ながら、良く名前が乗っている。

軽く試聴したときに、
なかなか良さそうと思い、
購入。

マイブラ復活以降、
シューゲイザーの大復活祭状態だが、
このバンドも、
そういう取り上げ方をされかねない。

けど、このバンド、
mixの感じは、シューゲイザー系なのかも知れないが、
元曲は、空虚なつくり。

僕の印象は、
The Velvet Underground
Joy division

これらよりは、
少しfolkの匂いがする。

もう少し違う感じの曲が、
入ってたら、
後半聞き流しアルバムに、
ならなかったかな。

前半の曲は、
ドラムが良い感じ。

今年多分最後の出会いでした。
他にも同時に購入してるのもあるけどね。

2009年12月18日金曜日

指が鳴れば良いのに

Alex Smoke Never Want to See You Again

近年は、ミニマルブーム。
元々、地味目のテクノが好きだったので、
こう色んなところで、
取り上げられていると、
探しやすくなっていい。

といいつつも、
この曲は、06年の作品。

男性vocalの曲。

基本的には、
あまり煽られる曲は、
好きじゃないので、

こう肩を揉まれてるくらいの、
刺激感がある、
テクノには、
どっぷり浸り続けられる。

熱いお湯に半身浴といった感じかな。

テクノ聴いてると、
良くぶちあたるのが、
レーベルの名前。

世界中に何万とあるレーベル。
どんな紹介文にも、
アーティストのインタビューにも、
必ず2〜3個のレーベルの名前が出てくる。

けど、いわゆるレーベル買いというのは、
個人的にはあんまりしない。

てか、出来ない。
世の中の曲を全て余すとこなく、
聴いていくのなら、
自分の引き出し整理の為なら、
必要というか、
有用というか。

所詮は、
アーティスト名も、
レーベル名も、
PCでいうファイルのタグ。

気に入ったのは、
曲と
そこに封じ込まれている
空気感。

この曲のフワッとした、
声と音の中、

なり続ける、
指の音が好き。

2009年12月16日水曜日

質音が冷たい。

toe Goodbye -Album Version-

今回のアルバムに、土岐麻子versionが入っている。
youtubeでフジロックの様子がupされてて、
なかなか、好評なようで。

自分もこのversionを期待しながら、
聞いたが・・・、

ちょっと期待と違う印象。
なんでかな?としばらく考えふけていた。

なんか録音の感じが、変わった様な。
好きだったバンドが、
インディーズからメジャーに変わった時の曲の印象。

全てが、綺麗に録音され、整然と並んでる音たち。
そんな印象。

このバンドは、何かとドラムが素晴らしいだの、歌っているだの、
言われてるけど、

確かに、曲の中を滑るように、
一番印象的な、存在感がある。

今回のアルバム聴いてて、
その印象を払拭したいのかなと思う。

あえての録音感なのかも。


とかいいつつも、
だいぶアルバムのリリースの間が開いたから、
本人達の、
趣味趣向が変わっただけだろうな。

前のアルバム、
the book about my idle plot on a vague anxiety、

僕好みの質感でした。

2009年12月15日火曜日

日本人があるが故に

special others PB

今年、一番聴いた曲は、何?と思い、
調べてみたら、

この曲が一番でした。73回。

我ながら意外です。

special othersは、見た目が苦手(←失礼)という、
下世話な理由で聞いてこなかった。

ひょんな事にtaicoclub'09にいく事になり、
予習のつもりで聞いて、

単純明快で聞きやすいバンドやなぁ、
てのが第一印象。

酔っぱらいながら、
ライブ見て、

いいねぇ、楽し。

学生の頃、
ROVOを見たとき,
渋さ知らズを見たときと、
にた感覚。

個人的感覚で、
この3バンドは、同じ棚に仕舞っておくバンド。

棚に貼るラベルが要るなら、

『THE 日本人』
日本人による、
日本人が好きな泣きのメロディー、
日本人が好きな緩急と間。

たまに、
移動中に聞きたくなるけど、
殆どは棚に居る曲に今はなっている。